撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち (地球の歩き方Books)

旅をテーマに、世界のさまざまな土地の写真と、写真家の方へのインタビューや旅にまつわる話、本の紹介や旅での撮影小講座で構成された、旅や写真への思いをかきたてられる本。写真がとにかくすばらしく、旅が好きで世界のさまざまな表情を見るのが好きな人には眺めているだけ幸せになれる本だと思いますが、一人一人の写真家の方がどのように考え、旅して、そしてどのように撮っているのか、それを読むのがまたとても興味深く、奥行きのある本でした。見るのは好きでも撮るのはさほど得意ではなく、旅でもなんとなくパシャっとやっていたタイプですが、一人一人の旅人の視点は固有であり、それを残す形としての写真があるのだということにも改めて気づきました。旅へのあこがれ、旅に出るスイッチ、写真への考え方。いろんなスイッチがおされた本でした。巻末の講座も実践的です。